第1回 管理人です。

 第一回目のゲストを誰にするか悩みましたが、ここは、コムコムミュージックスクール代表の私(管理人です。男です。)がまず語ってみます。

 私は、小学生からピアノ・エレクトーンを習い始め、現在43歳。いままでずっとピアノやエレクトーンは弾いてきましたが、習い始めたキッカケは今思えば、なんとも微妙な感じでして・・・。

 実は、私の母親もピアノ・エレクトーン講師でして、何とか私に鍵盤をさせたがっていたようで、幼稚園のころから「習いにいかない?」とよく勧められたのを覚えています。しかし、素直に親の言うことに従いたくない気持ちと、「男が鍵盤を弾くなんて・・・」という想いと混ざり、あまのじゃくな私は「絶対にイヤ!」とかたくなに拒否しました。しかし、小学生になり、ある事件が起きます。

 「ちょっとレッスンを見に行かない?」という誘いにのってしまったのです(魔がさしてしまった)!そして連れていかれた先生のところで、「ちょっとだけ弾いてみる?」と誘われ、つい弾いてしまったのです。すると、さすがプロです。うまくおだてられて、すっかりその気になってしまい、気が付けば1年ほど習っていました。その時にはもう演奏することが楽しくなっていて・・・現在に至るというわけです。



 今になれば、あの時、騙された?(笑)ことは親に感謝しています。ピアノにしろ、エレクトーンにしろ、鍵盤は子供のことからやるのとやらないとでは後で大きく差がついてしまいます。もちろん大人になってからでも趣味で楽しむには何の問題もありません。でも、先生や演奏する仕事をするなら、やはり子供のころから習い、それをずっと続けていかないといけません。もちろん例外もありますけどね。その話はまた別の機会に。

 話はもどり、そんなキッカケで鍵盤を始めた私ですが、子供のころは、毎日練習すること、毎週レッスンに通うこと、発表会やコンクールに出場することなどにより、「ちゃんと弾けた」「賞をとった」「友達や先生から上手といわれた」「他の人の演奏よりうまいと感じた」など他のどんなものにも変えられない程の優越感と、「緊張して間違えた」「テンポが速すぎた」「予選で(友達は通過したのに)自分だけ落ちた」などの非常に重圧的な劣等感が交互に激しく襲ってきて、今になれば、このことが「人間を強くする」「心を育てる」ということにつながったのではないかと思っています。教室をやっているのも、その「幸せな心」を感じてほしいからかもしれません。

 ちょっと1回目から硬過ぎました・・・(^^;)次回からはもっとやわらかくしますね(笑)